山の芋(由利本荘市)1kg
地域:由利本荘市
栽培:自然栽培
山の芋は江戸時代中期から栽培されてきた在来種。
生まれは中国だとか。
代表的な食べ方は「とろろ」にして食べる時、ダシつゆでのばすことが多いのですが、初めての方は是非一度そのままお召し上がりいただきたい!
芋自体の豊かな香りと味わいです。
山の芋は外観のごつごつした見た目とは対照的に肉質は純白できめ細やかな粘りがあります。 また新芋の時期はアクが強いのですが、今回の山の芋は11月頃に収穫した熟成ものなので、きれいな白色も長持ちすると思います。
粘りが強いので、長芋などとは違い、そのままお鍋にいれると、お団子状になります。こちらももっちりして大変美味しいのです。
山の芋は栄養価がとても高いと言われている食材!
消化酵素ジアスターゼが多量に含まれ、生で食べても消化不良を起こしません。
また、高級植物たんぱく質ミニーシンを多く含み、強壮、疲労回復、高血圧防止などの効果もあると言われています。
おすすめレシピ(監修:料理家Takoshiho)
\ 山の芋の巾着煮 /
粘り気がとても強い今回の山の芋。
とろろごはんやとろろそばで味わったら
シンプルな巾着にして、火を入れた山の芋の味わいを感じてみては?
材料(4個分)
山の芋 1個
塩 ひとつまみ
油あげ 2枚
だし 400cc(だしパック、白だし、顆粒だしなどを使っても)
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
醤油 大さじ2 ※使うだしによって塩分量は調整してください。
ゆず皮(あれば)少々 ※そのほか三つ葉や水菜、春菊なども◯
作り方
1 山の芋は、少し厚めに皮をむく(滑るので注意)。痒くなるのでビニール手袋推奨。※今回は色をそこまで重視しませんが、とろろごはんなどにする場合は、茶色や黄色がかった部分を取り除くと綺麗な白いとろろができます。
2 擦りおろしたとろろに塩をひとつまみ加えて、スプーンでかき混ぜる。
3 油揚げを半分に切り、袋状にする。少々穴が空いても、大丈夫。そこに2をスプーンですくって入れて、つまようじで留める。
4 鍋にだしを注ぎ、酒、みりん、砂糖を加えて煮立たせたら醤油と、巾着を入れて4〜5分弱火で味を含ませる。途中一度ひっくり返す。煮すぎると固くなるので、箸で押してみて箸が沈む程度で火を止める。
5 器に盛り付け、煮汁も一緒に注ぐ。ゆずの皮や三つ葉などをあしらって完成。水菜や春菊を加える場合は、最後に1〜2分ほど一緒に煮込む。
※お好みでとろろに味付けしても美味(青のり、梅干し、すりごまなど)
◎その他のおすすめ料理(全てすりおろして)
・磯辺揚げ:だし、塩、醤油(または白だし)を加えてスプーンですくい海苔で巻いて油で揚げる。塩や醤油で。
・とろろごはん、とろろそば:だし、塩、醤油(または白だし)を加えてよく混ぜて、熱々のごはんにかける。または、かけそばにのせる。刻みのりが合う。
・お味噌汁:お味噌汁にスプーンで落として1〜2分煮る。白味噌で作るのも美味しい。
・とろろ団子鍋:お好みのお鍋に、とろろをスプーンですくって落とすだけ。もっちりとしたとろろ団子に。すりおろさずに大きめに切ったものを具にしても◯